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令和5年5月17日実施分 法令試験について(6)


”前回記事”の続きとなります。

今回取り上げるのは問題19です。

問題19(運行管理者の業務)
次のア~オについて、一般貨物自動車運送事業者の営業所に選任される運行管理者の業務として誤っているものを2つ選び、( )内に記入しなさい。
(貨物自動車運送事業輸送安全規則)
ア.偏荷重が生じない貨物の積載方法について、従業員に対する指導及び監督を行うこと。
イ.運転者ごとに運転者台帳を作成し、車両に備え置くこと。
ウ.60才以上の新たに雇い入れた運転者に適性診断を受けさせること。
エ.過積載による運送の防止について、従業員に対する指導及び監督を行うこと。
オ.事業用自動車に係る事故に関する事項を記録し、及びその記録を1年間保存すること。

該当条文は貨物自動車運送事業輸送安全規則第20条なのですが、
他条文を参照しないと解答できない問題であることと、
運行管理者業務の理解は貨物自動車運送事業者にとって必須であることから取り上げることとしました。

まず誤っているものは”イ””オ”になるのですが”イ”に関しては条文を見なくても解答出来そうです。
運転者台帳を車両に備え置くのは不自然ですよね。
正しくは貨物自動車運送事業輸送安全規則第20条13号にあるように”営業所”です。

”オ”に関しては事業用自動車に係る事故に関する事項の保存期間が1年と知っている場合を除いては、
他条文(9条の2)を参照しないと解答できませんので難しかったと思います。

前述しましたように運行管理者の業務を理解する事は貨物自動車運送事業者として必須ですので、
押さえておくようにしましょう。
事前に押さえておけば、解答も容易になります。

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