福岡の運送関連の許認可・法人設立

令和5年1月19日実施の法令試験を簡単にではありますが、分析してみます。

全体的な印象ですが、条文集を使った勉強をされていた方は該当条文を見つけやすかったのではないかと思います。
特に問題23はサービス問題と言って良いでしょう。
そのためか合格率も前回より上昇しています（それでも３７．５％　なのですが・・）

出題傾向としては前回と比べて道路関連法からの出題が増えました。
前々回が同じ傾向でしたので次回が気になるところです。

少し問題を解説しますと

問題17の場合、条文集から該当条文を見つけられなかったとしても、イの文中に
“最大積載量を超える積載をすることとなる運送（以下「過積載による運送」という。）を引き受けたとしても”
とあります、これって何か変ですよね、違和感アリアリです。
過積載を引き受けること自体が違法じゃないのか？と思いますよね。
このことからイが誤っている可能性が大です。（実際に正解はイです）
このように明らかに文脈に違和感がある問題がある事があります。
条文が見つけられなかったとしても、諦めずに解答しましょう。

少し意地悪だなと感じたのは問題19です、車両登録を何回かご自分でやった事のある方は、
すぐに解答できると思いますが、そうでない方は該当条文である道路運送車両法12条1項に
“所有者の氏名若しくは名称若しくは住所”
の記載があることから戸惑った方もおられるでしょう。
変更登録は記載通り“所有者の氏名若しくは名称若しくは住所”が変更になったとき（一番身近なのは結婚や引越ですね。）に行わなければなりませんが、所有者自体が変更になったとき（売却等。）は“移転登録”になります。（13条第1項）

今回は以上となります。

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